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フォックスで開発した大型レーザー加工機
仕様
Class4 ハイパワーCo2レーザー発振管
水冷冷却方式
加工エリア 1450mm X 800mm
筺体フレーム スチール鋼管
X Y ドライブレール アルミ製
ヘッドドライブ方式 タイミングベルト駆動
ワークテーブル 昇降式
制御ボード Ruida RDC6445S
冷却水温度計
レーザー発振管出力計
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初めはこの様にCADでイメージを設計しながら、具体的な寸法を構築していきます。 |
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だんだんと形がまとまり、寸法的な物も決めたので製作に取り掛かります。 |
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写真のように材料を切り出して溶接組み立てし、塗装も行います。 |
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ちょっと気が変わって色が黒になりましたが…。
レーザー用のX軸とY軸のレールを設置します。
この部分は完成後のレーザー加工機の精度に影響する部分なので、慎重に作業を進めていきます。
大型のレーザー加工機なので、完成後も簡単に移動が可能なようにキャスターを装着。 |
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Y軸の駆動用ステッパーモーターの取り付け位置の検討中。
3D CADの設計から実物へと進み、若干の取り付け位置の
変更が必要になり…。
そこら辺は臨機応変に対応。 |
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レーザー発振管の取り付け〜反射ミラーの位置決めへと進み…。
ここら辺の作業では多くのノウハウを貯めこんだ。
もう何でも作れる気持ちになる。
レーザー発振管にはさまざまな種類が有り、目的や機能、出力も様々。
フォックスのレーザー発振管はCo2タイプの不可視光の物で、現在の出力は40W。将来のさらなる高出力が必要な場合にも対応した設計をしており、レーザー発振管を交換するだけでどの様な仕様にも出来るようにしています。
将来的には150Wクラスのパワーにする予定です。
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初めてのテストカット。このレーザー加工機の加工用のベッドを自らで切り出しています。
要は加工物を載せる台です。
3mmベニアを井桁に組んで、フレームに乗せると加工物が自由に乗せられる。
3mmベニア板も楽々余裕で切断します。
このベニア板を沢山切り出して、井桁に組み合わせてワークテーブルにします。 |
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レーザーで切り出した板を井桁に組み合わせて、仮のワークテーブルが出来ました。
この後は色々な部品を自分で切り出しながら、昇降式のワークテーブルを構築していきます。
レーザー加工機はレーザー光線の焦点距離が一定でないと、焦点が変化して正確なカットや彫刻が出来なくなります。
その為正確な平面のワークテーブルが必要になります。
今製作したベニアを井桁に組んだ仮のテーブルも、CAD設計で組み合わせた物で、そこそこの平面は出せていますが、重い物を乗せると沈むので早めに頑丈なワークテーブルが必要ですね。
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Cクランプで挟み込んでいるのはベアリングブロック。ワークテーブルの昇降シャフトの軸受けです。
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この様に上下で支えたシャフトが回転すると、金色のホルダーが上下してテーブルの昇降が可能になります。
個のシャフトを合計4か所に配置して、ホルダーにテーブルを乗せるとワークテーブルが出来上がります。
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出来上がったワークテーブル。4本のシャフトは下部に取り付けたギアーを介してチェーンで駆動され、モーターの力でワークテーブルが昇降します。
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そしてワークテーブルを保護する上部フレームを製作して、右側に制御コンソールや操作に必要な計器やSWを設置します。 |
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概ね機能的には完成形態。
この状態でも実働には差支えは無く、後はカバー類をマシンが自分で切り出せば完成。
既にフォックスの社内で様々な製品の加工に活躍しています。
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レーザー加工機で製作した製品の制御パネルの様子
弊社製品の負荷試験装置ですが、これの制御パネルもレーザー加工機で製作しています。
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負荷試験装置の天板アクリルカバーも彫刻社名入れと、切り出し加工を行いました。
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細かな番号プレートなども思いのままに製作出来ます。 |
(有)フォックスコーポレーション
TEL 078−822−1422
Mail は info@fox-jp.com まで!
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