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日本が誇る光学機器メーカーのニコン様ですが、カメラや光学機器機以外にも様々なアイテムを開発、販売されています。
今回はそのニコン様がジェットエンジンの性能を向上させる為の特殊加工にチャレンジされている中で、実際にジェットエンジンを使用した性能評価試験をフォックスにて行いました。
具体的にはタービンブレードやコンプレッサー等の流体が通過する表面に、リブレット加工を施した部品をエンジンに組み付けて、そうでないエンジンとの性能比較を行うと言う物です。
リブレットとは鮫の肌の表面にある特殊な紋様を表します。サメ肌は流体の流れが向上すると言われており、流体が接触通過する金属等の表面にサメ肌加工を施すことで、それらの効率向上を期待する技術です。
こういった基礎技術の実験を経て、社会生活に貢献できる成果を開発しています。
リブレット加工の詳しくはこちらのニコン様のWebにてご覧になれます。
https://ngpd.nikon.com/riblet-processing/overview.html へのリンク |
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リブレット加工の実験に使用したエンジンはフォックスが販売する
JB220ターボジェットエンジンです。
直径113mmとコンパクトなボディーから22kgの静止推力を発生させる
ハイパフォーマンスエンジンです。
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JB220エンジンはデータ収集のために多数のセンサーが取り付けられています。
これらセンサーも全てフォックスで加工取付が行われています。 |
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それらセンサーからのデータは全てデータロガーに集約され記録出来る
ように配線されています。
記録されたデータはパソコンにも送る事ができて、ニコンのデータ解析の
専門家がデータ分析をリアルタイムで行います。 |
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データ分析は防音室外部のコンソールで行っています。 |
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エンジン制御部分 |
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防音室の窓越しにエンジン吸気口部分を見ています。 |
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